◆システム設計の見積 プロジェクトコスト・マネジメント 決められた予算内で完了すること。情報システムの見積もり法で、自らが業務を適正に遂行していくために、体制を構築して運用する仕組み。 ファンクションポイント法……コスト見積手法で、帳票数、画面数、ファイル数などからソフトウェアの機能(ファンクション)を定量化して見積もる方法。 プログラムステップ法……プログラムのステップ数で開発規模を見積もる。 類推見積法……過去の実績を基に見積もる。 標準タスク法……WBSに基づいて成果物単位や処理単位で工数を見積もり、積み上げていく。 COCOMO(COnstructure COst MOdel)法……開発規模と開発特性要因を考慮して工数や期間を見積もるモデル化法。生産性などのデータ必要。 ◆UML モデル記述言語の意味だが、使用する段階によって業務プロセスを理解したり分析する時に表記する場合と、ソフトウェアの開発やテストに際して表記する場合などがある。 いずれもモデル化とよばれ、関係者の伝達や意思疎通に役割を果たし、プログラミングから見れば必需の表記である。 UMLには様々な表記があるが、計画段階でよく使われている配置図、コラボレーション図、開発段階でのユースケース図、シーケンス図、アクティビティ図などがある。 ◆オブジェクト指向を考える データ処理やシステムの操作を、モノとモノとの関係として捉えて設計・開発する方法をオブジェクト指向という。 例として、「文字列(String)」オブジェクトがあるとする。 文字列には、文字の大きさや色を指示するメソッドがあり、「文字列.サイズ」、「文字列.カラー」としてひとまとまりにできる。これが手続きである。 また、文字列には、長さというプロパティ(属性)がある。このように決めておくと、 文字列の中身がどのような内容であれ、文字列のサイズや色を変更できたり、文字列同士を結合することもできる。また、プロパティの長さを取得して段落にすることもできる。 つまり、沢山の経営情報に関する文字列オブジェクトを集めて設定すれば、経営情報システムの紹介冊子ができ上がる。 ここで、その中の一部を「プログラム開発」という文字列オブジェクトにしてカプセル化しておけば、内容が見えなくても節もしくは章になる。 オブジェクト指向でいうクラスとは、文字サイズや色を規定した段落の集まりの雛型といえるし、インスタンスとはクラスからできたそれぞれの節といえる。なお、雛型であるクラスは、段落の集まり、節の集まり、章の集まり、部の集まりのように階層構造である。そして部の設定はスーパークラスになり、運営管理の節に使うなど他へ利用する場合は「インヘリタンス(継承)」という(つまり、容易に再利用できる)。 段落から節・章・部をみれば集約になり、部から章・節・段落を見れば分解になる。また、各章や節に「概要の段落を追加」というメッセージを送ったとしても、その中身は異なってくる(多様性・多相性)。 ◆RAD RAD(Rapid Application Development)……高速アプリケーション開発(短期システム開発)、J.マーチン プロトタイプ・モデルの発想だが、設計開発の全工程をいくつかの「タイムボックス」に分割し、タイムボックスごとに分析、設計・開発、導入を繰り返して完成システムに近づける方法。タイムボックスごとにモジュールを結合していくのでスパイラル・アプローチの一つでもある。全工程を少人数の設計開発チームに担当させる方式のため、コミュニケーションの円滑化による情報共有や全体調整が容易。早い段階からユーザーを参加させるので間違いの発見も早いが、開発支援ツールが欠かせない。迅速にシステムを開発することができ、開発期間の短いものに適す。 ※ビジュアルなツールでプロトタイプをつくり、利用者と関わりつつ、早く品質の高いソフトウェアをつくる方法(H14-14)。 ※H22-14でも出たが不適切  
-1-
◆コード設計 商品やサービスに番号を付して識別機能(データを一意に識別する)、分類機能(データを体系分類する)、配列機能(並び替えできる)、チェック機能(入力の正否チェック)を実現する。設計では、拡張性を考慮して桁数や項目を決定する。運用でもコードブックの整備・維持を要す。 ◆モジュール分割 モジュールは、プログラムの内部設計におけるユニット単位で、プログラムの部品といえるもの。 モジュール単位に分割して設計することで、設計作業の分担、モジュール単位のテスト、モジュールの再利用が可能になる。 分割するための手順と留意点は、強度(1モジュール内の機能間の関連性強さ)を強く、結合度(モジュール間の結合度合い)を弱くすれば独立性は高まる。 ◆PERT PERT図正解 このプロジェクトに要する最短の日数は31日である。それぞれの結合点で最早開始日(茶色の文字)を求めていくが、結合点の最早開始日は最も遅い作業に合わせる必要がある。なお、正解図には結合点に番号を付した。この問題は基本情報技術者試験H21年の問題を引用した。 ◆CMMの応用 CMMI(CMM Integration):統合されたCMM………組織プロセス改善にも使え広く普及している SA-CMM(Software Acquisition CMM)……ソフトウエア調達の能力を測る P-CMM(People CMM)……人材開発能力の性熟度モデル IPD-CMM(Integrated Product Development)……統合プロダクト開発成熟度モデル プロセスアセスメントモデルとプロセスアセスメントの実施に間する基本的要求事項は、ISO/IEC 15504になる ※連続的モデル .譽戰0:不完全(incomplete) ▲譽戰1:初期レベル(performed) レベル2:管理レベル(managed) ぅ譽戰3:定義レベル(defined) ゥ譽戰4:数量管理レベル(quantitatively managed) Ε譽戰5:最適化レベル(optimizing)  
-2-
◆フォールトトレランス 2重化して片方が使用不可でも他方で継続させる(重要なシステム) デュプレックス・システム……1式の2重化、片方が本番系で他方が待機系、障害時切替する デュアル・システム   ……同時並行、2式の2重化、両方同じ処理をする タンデム・システム   ……複数CPUの直列 クラスタリング     ……多重化 ロードバランス     ……複数台で処理を分散させて処理の高速性を実現する ◆システム監査 「監査対象から独立かつ客観的立場のシステム監査人が情報システムを総合的に点検および評価し、組織体の長に助言および効率性の向上を図り、情報化社会の健全化に資する。」システム鑑査基準(経産省)より 対象 情報システムの企画・開発・運用・保守に関わる業務 手順 監査計画に基づく、予備調査、本調査、報告。 詳細 事前準備として監査計画書や監査手続書を作成する。内部統制のテストや内部統制は健全かどうかのシステムの準拠性(compliance)テスト、実証性テストをする。実証性(substantive)テストとは、正確かどうかで、監査報告、改善指示、フォローアップする。正確でないときは助言・勧告する。 ◆内部統制 自らが業務を適正に遂行していくために、体制を構築して運用する仕組み。 基準やルール、手続き、チェック体制等を、業務の効率性と統制の有効性の観点から組み込む。 会社法や金商法で規定している。  
-3-