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第1問(R3)
 得意先への商品販売時に、10日以内に代金を支払えば2%の支払いを免除する
という条件をつけた。その売掛金200,000円を販売から9日目に回収するにあた
り、条件を適用した金額を小切手で受け取った。
 この取引を仕訳するとき、以下の空欄に入る語句として、最も適切なものを下記
の解答群から選べ。

(借)現   金  196,000  (貸)売 掛 金 200,000
   売上□   □ 4,000

[解答群]
ア 控除
イ 値引
ウ 割引
エ 割戻
第2問(R3)
 本支店会計において本店集中計算制度を採用している場合、A支店がB支店の買
掛金200,000円について小切手を振り出して支払ったときの本店の仕訳として、最
も適切なものはどれか。

ア (借)A支店  200,000 (貸)B支店   200,000
イ (借)B支店  200,000 (貸)A支店   200,000
ウ (借)買掛金  200,000 (貸)当座預金 200,000
エ (借)現 金  200,000 (貸)買掛金  200,000
第3問(R3)
 備品(取得日:2018年4月1日、取得原価:800,000円、償却方法:定率法(償却
率年25%)、記帳方法:間接法、決算日:3月31日)が不要となり、2020年3月
31日に除却した。なお、除却した備品の評価額は250,000円である。
 固定資産除却損として、最も適切なものはどれか。

ア 100,000円
イ 150,000円
ウ 200,000円
エ 250,000円
第4問(R3)
 のれんに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 自己創設のれんは、時価などの公正な評価額が取得原価となる。
イ のれんは取得後、5年以内に毎期均等額以上の償却をしなければならない。
ウ のれんは被買収企業の超過収益力に対する対価とみなされる。
エ 負ののれんが発生した場合、当該期間の特別損失とする。
第5問(R3)
 負債性引当金は、債務である引当金(債務性引当金)と債務ではない引当金(非債
務性引当金)に分類される。非債務性引当金として、最も適切なものはどれか。

ア 貸倒引当金
イ 修繕引当金
ウ 商品保証引当金
エ 退職給付引当金
第6問(R3)
 収益に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 検収基準は、契約の解消や返品リスクがない場合に採用される。
イ 出荷基準よりも収益認識のタイミングが早いのは、引渡基準である。
ウ 長期請負工事については、工事進行基準を適用しなければならない。
エ 販売基準は実現主義に基づいている。
第7問(R3)
 以下の資料は、工場の2020年8月分のデータである。このとき、製造指図書#11
の製造原価として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

【資 料】
(1)直接費
   製造指図書 材料消費量   材料単価   直接作業時間   賃  率 
    #11    50kg   @2,000円/kg   100時間    1,200円/時
    #12    60kg   @2,500円/kg   110時間    1,200円/時
    #13    50kg   @1,500円/kg    90時間    1,200円/時

(2)間接費
   製造間接費実際発生額:150,000円
    製造間接費は直接作業時間を配賦基準として各製品に配賦する。

[解答群]
ア 220,000円
イ 228,000円
ウ 270,000円
エ 337,000円
第8問(R3)
 ある製品の販売予算が以下のとおり編成されており、第3四半期(Q3)の実際販
売量が1,600個、実際販売価格が98,000円であった。予算実績差異を販売数量差
異と販売価格差異に分割する場合、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。

mon8

[解答群]
ア 販売数畳差異1,000万円(不利差異)と販売価格差異300万円(不利差異)
イ 販売数量差異1,000万円(不利差異)と販売価格差異320万円(不利差異)
ウ 販売数量差異1,000万円(有利差異)と販売価格差異300万円(不利差異)
エ 販売数量差異1,000万円(有利差異)と販売価格差異320万円(不利差異)
第9問(R3)
 キャッシュフローが増加する原因として、最も適切なものはどれか。

ア 売掛金の減少
イ 仕入債務の減少
ウ 棚卸資産の増加
エ 長期借入金の減少
第10問(R3)
 以下の貸借対照表と損益計算書について、下記の設問に答えよ。
mon10
(設問1)
 固定長期適合率として、最も適切なものはどれか。

ア  60%
イ 1lO%
ウ 150%
エ 167%
(設問2)
 インタレスト・カバレッジ・レシオとして、最も適切なものはどれか。

ア  4倍
イ 11倍
ウ 12倍
エ 14倍
第11問(R3)
 建築物の設計・監理を請け負っている当社では、顧客から依頼のあった案件につ
いて建物の設計を行っている途中で、給料100,000円および出張旅費30,000円が
当該案件のために費やされた。
 この取引を仕訳する場合、借方科目として、最も適切なものはどれか。

ア 役務原価
イ 役務収益
ウ 仕入
エ 仕掛品
第12問(R3)
 損益分岐点分析に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 安全余裕率は、損益分岐点比率の逆数である。
イ 損益分岐点売上高は、固定費を変動費率で除して求められる。
ウ 損益分岐点比率は小さいほど赤字になるリスクが低い。
エ 目標利益達成のための売上高は、損益分岐点売上高に目標利益を加算して求め
 られる。
第13問(R3)
 9月中に予定される取引に関する以下の資料に基づき、最低限必要な借入額とし
て、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、当月中現金残高が300,000円
を下回らないようにするものとする。

【資 料】
 9月1日  月初の現金有高は400,000円である。
   6日  売掛金300,000円を現金で回収する。
  12日  備品1,200,000円を購入し、代金のうち半額は現金で支払い、残
      額は翌月15日に支払う。
  21日  商品を1,400,000円で販売する。代金は掛けとし、回収は翌月20日
      とする。
  25日  給料その他の費用500,000円を現金で支払う。

[解答群]
ア  200,000円
イ  400,000円
ウ  700,000円
エ 1,300,000円
第14問(R3)
 資金調達の形態に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 株式分割は直接金融に分類される。
イ 減価償却は内部金融に分類される。
ウ 増資により発行した株式を、銀行が取得した場合は間接金融となる。
エ 転換社債は、株式に転換されるまでは負債に計上されるので間接金融である。
第15問(R3)
 以下の資料に基づき計算した加重平均資本コストとして、最も適切なものを下記
の解答群から選べ。なお、負債は社債のみで構成され、その時価は簿価と等しいも
のとする。
mon15
[解答群]
ア 6.16%
イ 7.68%
ウ 8.32%
エ 8.80%
第16問(R3)
 株主還元に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 自社株買いを行うと当該企業の純資産が減少するため、売買手数料をゼロとす
 れば株価は下落する。
イ 自社株買いを行った場合、取得した株式は一定期間のうちに消却しなければな
 らない。
ウ 配当額を自己資本で除した比率を配当利回りという。
エ 有利な投資機会がない場合には、余裕資金を配当などで株主に還元することが
 合理的である。
第17問(R3)
 モジリアーニとミラーの理論(MM理論)に基づく資本構成に関する記述として、
最も適切なものはどれか。

ア 自己資本による資金調達はコストが生じないので、負債比率が低下するほど企
 業価値は増加する。
イ 倒産リスクの高低は、最適資本構成に影響する。
ウ 負債比率が非常に高くなると、自己資本コストは上昇するが、負債コストは影
 響を受けない。
エ 法人税が存在する場合、負債比率の水準は企業価値に影響しない。
第18問(R3)
 当社はある機械の導入の可否を検討している。この機械の導入により、年間の税
引前キャッシュフローが2,000万円増加する。また、この機械の年間減価償却費は
900万円である。
 実効税率を30%とするとき、年間の税引後キャッシュフローはいくらになるか。
最も適切なものを選べ。

ア  870万円
イ 1,100万円
ウ 1,670万円
エ 2,030万円
第19問(R3)
 当社は設備A〜Cの導入を比較検討している。各設備の初期投資額ならびに将来
の現金収支の現在価値合計は、以下のとおりである。
 正味現在価値法を用いた場合と、収益性指数法を用いた場合で、それぞれどの設
備への投資案が採択されるか。最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。な
お、設備A〜Cへの投資案は相互排他的である。
 初期投資額現金収支の現在価値合計
設備A4,400万円5,500万円
設備B5,000万円6,500万円
設備C4,000万円5,400万円
[解答群]
ア 正味現在価値法:設備A  収益性指数法:設備B
イ 正味現在価値法:設備A  収益性指数法:設備C
ウ 正味現在価値法:設備B  収益性指数法:設備B
エ 正味現在価値法:設備B  収益性指数法:設備C
オ 正味現在価値法:設備C  収益性指数法:設備B
第20問(R3)
 証券投資論に関する記述として、最も適切なものはどれか。ただし、投資家はリ
スク回避的であり、安全資産への投資が可能であるものとする。

ア 効率的フロンティアは、安全資産より期待収益率の高いポートフォリオすべて
 の集合である。
イ 最適なリスク・ポートフォリオは、投資家のリスク回避度とは無関係に決まる。
ウ 市場ポートフォリオの有するリスクは、すべてのポートフォリオの中で最小で
 ある。
エ 投資家のリスク回避度は、効率的フロンティアに影響を与える。
第21問(R3)
 D社の次期(第2期)末の予想配当は1株44円である。その後、次々期(第3期)
末まで1年間の配当成長率は10%、それ以降の配当成長率は2%で一定とする。
なお、自己資本コストは10%である。
 当期(第1期)末の理論株価として、最も適切なものはどれか。

ア 540円
イ 590円
ウ 645円
エ 649円
第22問(R3)
 企業価値評価に関する以下の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

 企業価値評価の代表的な方法には、将来のフリー・キャッシュフローを□ A □
で割り引いた現在価値(事業価値)をベースに企業価値を算出する方法である
□ B □法や、会計利益を割り引いた現在価値をベースとして算出する収益還元
法がある。
 これらとは異なるアプローチとして、類似の企業の評価尺度を利用して評価対象
企業を相対的に評価する方法がある。利用される評価尺度は□ C □と総称さ
れ、例としては株価と1株当たり純利益の相対的比率を示す□ D □や、株価
と1株当たり純資産の相対的な比率を示す□ E □がある。

(設問1)
 文中の空欄AとBに入る語句および略語の組み合わせとして、最も適切なもの
はどれか。

ア A:加重平均資本コスト  B:DCF
イ A:加重平均資本コスト  B:IRR
ウ A:自己資本コスト    B:DCF
エ A:自己資本コスト    B:IRR
(設問2)
 文中の空欄C〜Eに入る語句および略語の組み合わせとして、最も適切なもの
はどれか。

ア C:ファンダメンタル  D:EPS  E:BPS
イ C:ファンダメンタル  D:PER  E:PBR
ウ C:マルチプル     D:EPS  E:BPS
エ C:マルチプル     D:PER  E:PBR
第23問(R3)
 オプションに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 他の条件を一定とすれば、権利行使価格が高いほどコール・オプションの価値
 は高くなる。
イ 他の条件を一定とすれば、行使までの期間が短いほどコール・オプションの価
 値は高くなる。
ウ プット・オプションを購入した場合、権利行使価格を大きく超えて原資産価格
 が上昇しても、損失の額はプレミアムに限定される。
エ プット・オプションを売却した場合、権利行使価格を大きく下回って原資産価
 格が下落しても、損失の額はプレミアムに限定される。


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