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第1問(R1)
 管理指標に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 稼働率とは、人または機械における就業時間もしくは拘束時間を、有効稼働時
 間で除したものである。
イ 生産リードタイムは、顧客が注文してからその製品を手にするまでの時間であ
 る。
ウ 直行率とは、初工程から最終工程まで、手直しや手戻りなどがなく順調に通過
 した品物の生産数量を、工程に投入した品物の数量で除したものである。
エ 歩留まりとは、投入された主原材料の量を、産出された品物の量で除したもの
 である。

第2問(R1)
 生産工程における加工品の流れの違いによって区別される用語の組み合わせとし
て、最も適切なものはどれか。

ア 押出型と引取型
イ 多品種少量生産と少品種多量生産
ウ フローショップ型とジョブショップ型
エ 見込生産と受注生産

第3問(R1)
 ある工場でA〜Eの5台の機械間における運搬回数を分析した結果、次のフロム
ツウチャートが得られた。この表から読み取れる内容に関する記述として、最も適
切なものを下記の解答群から選べ。

問3図

〔解答群〕
ア 機械Aから他の全ての機械に品物が移動している。
イ 逆流が一カ所発生している。
ウ 他の機械からの機械Bへの運搬回数は12である。
エ 最も運搬頻度が高いのは機械A・D間である。

第4問(R1)
 加工技術に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 超音波加工は、液体を加圧して微小穴から噴射し、工作物に衝突させることに
 よって工作物を微小破砕させて、主として切断を行う加工法である。
イ 電子ビーム加工は、波長や位相がよくそろった光を、レンズとミラーで微小ス
 ポットに集束させ、このときに得られる高いエネルギー密度を利用して工作物の
 切断、溶接などを行う加工法である。
ウ プラズマ加工は、気体を極めて高温にさせ、気体原子を陽イオンと自由電子に
 解離しイオン化させ、この状態を利用して切断、穴あけ、溶接などを行う加工法
 である。
エ レーザ加工は、電子を高電圧によって加速し工作物に衝突させ、発生する熱エ
 ネルギーを利用して工作物を溶融させて除去する加工法である。

第5問(R1)
 要素作業a〜gの先行関係が下図に示される製品を、単一ラインで生産する。生
産計画量が380個、稼働予定時間が40時間のとき、実行可能なサイクルタイムと
最小作業工程数の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

問5図

〔解答群〕
ア サイクルタイム:6分 最小作業工程数:3
イ サイクルタイム:6分 最小作業工程数:4
ウ サイクルタイム:9分 最小作業工程数:2
エ サイクルタイム:9分 最小作業工程数:3

第6問(R1)
 生産座席予約方式に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 外注に際して発注者が、外注先へ資材を支給する方式である。
イ 組立を対象としたラインや機械、工程、作業者へ、1つの組立品に必要な各種
 の部品を1セットとして、そのセット単位で部品をそろえて出庫および供給する
 方式である。
ウ 受注時に、製造設備の使用日程・資材の使用予定などにオーダーを割り付けて
 生産する方式である。
エ 製造命令書を発行するときに、その製品に関する全ての加工と組立の指示書を
 同時に準備し、同一の製造番号をそれぞれに付けて管理を行う方式である。

第7問(R1)
 下図は、最終製品Aの部品構成表であり、( )内は親1個に対して必要な部品の
個数である。製品Aを2個生産するとき、必要部品数量に関する記述として、最も
適切なものを下記の解答群から選べ。
問7図

〔解答群〕
ア 部品cは12個必要である。
イ 部品dは36個必要である。
ウ 部品eは64個必要である。
エ 部品fは60個必要である。

第8問(R1)
 需要予測に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 過去の観測値から将来の需要量を予測するために移動平均法を利用した。
イ 過去の観測値ほど重みを指数的に増加させるために指数平滑法を利用した。
ウ 工場の新設に当たっての設備能力を決定するために短期予測を利用した。
エ 次週の生産計画を立案するために長期予測を利用した。

第9問(R1)
 2工程のフローショップにおけるジョブの投入順序を考える。各ジョブ各工程の
加工時問が下表のように与えられたとき、生産を開始して全てのジョブの加工を完
了するまでの時間(メイクスパン)を最小にする順序として、最も適切なものを下記
の解答群から選べ。

ジョブJIJ2J3
第1工程3時間5時間1時間
第2工程2時間4時間6時間
〔解答群〕 ア J1→J2→J3 イ J1−J3→J2 ウ J2→J1→J3 エ J3−J2→J1

第10問(R1)
 経済的発注量Qを表す数式として、最も適切なものはどれか。ただし、dを1
期当たりの推定所要量、cを1回当たりの発注費、hを1個1期当たりの保管費と
する。
問10図


第11問(R1)
 QC7つ道具に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 管理図は、2つの対になったデータをXY軸上に表した図である。
イ 特性要因図は、原因と結果の関係を魚の骨のように表した図である。
ウ パレート図は、不適合の原因を発生件数の昇順に並べた図である。
エ ヒストグラムは、時系列データを折れ線グラフで表した図である。

第12問(R1)
 工場内の運搬に関する施策として、最も適切なものはどれか。

ア 工程間の運搬頻度を考慮してレイアウトを見直した。
イ 工程間の距離情報のみを用いて運搬手段を選択した。
ウ 離れた工程間を時折運搬する手段としてベルトコンベアを採用した。
エ 隣接した工程へ頻繁に物を運搬するためにフォークリフトを導入した。

第13問(R1)
 工程分析に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア「加工」を表す工程分析記号は◇である。
イ「加工」を主として行いながら「運搬」することを表す複合記号が存在する。
ウ「検査」には「計量検査」と「計数検査」の2種類がある。
エ「停滞」は「貯蔵」と「滞留」に分類されるが、相違点は停滞している時間の長さで
 ある。

第14問(R1)
 ある工程では1人の作業者が製品の箱詰めを行っている。この工程の標準時間を
算出するため、作業内容を以下のように作業1と作業2に分割して、時間観測を行
うこととした。

作業1 箱を組み立てる。
作業2 製品を5個箱に詰め、テープで封をする。

 作業者が「作業1→作業2」のサイクルを5回繰り返したときの各作業の終了時刻
を、ストップウオッチ(単位DM、ただし1分=100DM)を使って観測した。その
結果を観測用紙に記入したものが下表である。ただし、観測開始時点のストップウ
オッチの目盛りは5DMであった。
 作業1に関する下記の設問に答えよ。
問14図

(設問1)
 観測時問の平均値(単位:秒)として、最も適切なものはどれか。ただし、観測
時間の平均は算術平均を用いる。

ア  6
イ  10
ウ  11
エ  56
(設問2)
 レイティング係数が90と観測され、余裕率を5%と設定したときの標準時間
(単位:秒)として、最も適切なものはどれか。

ア 5.1
イ 5.7
ウ 6.4
エ 7.1

第15問(R1)
 ある工程における製品Aの1個当たりの標準作業時間は0.3時間で、適合品率は
90%である。この工程を担当する作業者は5人で、1人1日当たりの実働時間は6
時間、稼働率は90%である。今期、残り10日間に適合品を900個生産しなければ
ならないことが分かっている。
 この場合にとるべき施策として、最も適切なものはどれか。

ア 一部作業の外注化を行う。
イ 次期の仕事を前倒しして行う。
ウ 終業時刻を早めて小集団活動を行う。
エ 特別な施策は必要ない。

第16問(R1)
 PTS(Predetermined-Time Standard)法に関する記述として、最も適切なもの
はどれか。

ア 機械によってコントロールされる時間および躊躇ちゅうちょや判断を必要とする作業時
 間も含めて、ほとんどの作業時間を算出することができる。
イ 個人的判断によらない正確かつ公平な時間値を設定する方法である。
ウ 人の行う全ての作業を、それを構成する要素作業に分解し、その要素作業の性
 質と条件に応じて、前もって定められた時間値を当てはめる手法である。
エ 標準時間を構成する余裕時間を算出する方法である。

第17問(R1)
 以下のa〜eの記述は、職場管理における5Sの各内容を示している。5Sを実
施する手順として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 a 問題を問題であると認めることができ、それを自主的に解決できるように指導
  する。
 b 必要なものが決められた場所に置かれ、使える状態にする。
 c 必要なものと不必要なものを区分する。
 d 隅々まで掃除を行い、職場のきれいさを保つことにより、問題点を顕在化させ
  る。
 e 職場の汚れを取り除き、発生した問題がすぐ分かるようにする。

〔解答群〕
ア a→b−c→d→e
イ b→e→d→c→a
ウ c→b→d→e→a
エ d→b→c→a→e

第18問(R1)
 生産保全の観点から見た保全活動の実施に関する記述として、最も適切なものは
どれか。

ア 偶発故障期にある設備の保全体制として、部品の寿命が来る前に部品を交換
 し、故障の未然防止を図る必要があるため、予知保全体制を確立することが重要
 である。
イ 初期故障期にある設備では、設計ミスや潜在的な欠陥による故障が発生する可
 能性が高く、調整・修復を目的とした予防保全を実施する。
ウ 設備の故障率は使用開始直後に徐々に増加し、ある期間が過ぎると一定とな
 り、その後劣化の進行とともに故障率は減少する。
エ 定期保全とは、従来の故障記録などから周期を決めて周期ごとに行う保全方式
 で、初期故障期にある設備に対して実施される。

第19問(R1)
 ある工程を自動化するためには、設備の改良に1,000万円を投資する必要があ
る。この自動化投資を6年で回収するために必要な最小の原価低減額(万円/年)と
して、最も適切なものを下記の解答群から選べ。計算利率を8%とし、必要ならば
下表の換算係数を使うこと。

表 計算利率8%の換算係数
現価係数資本回収
係数
年金終価
係数
10.931.081.00
20.860.562.08
30.790.393.25
40.740.304.51
50.680.255.87
60.630.227.34
70.580.198.92
〔解答群〕 ア 136 イ 167 ウ 190 エ 220

第20問(R1)
 TPMに関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選
べ。

 a 製品のライフサイクル全体を対象とし、災害ロス・不良ロス・故障ロス等あら
  ゆるロスを未然に防止するしくみを構築する。
 b 設備効率化を阻害している7大口スを時間的ロスの面から検討し、設備の使用
  率の度合いを表した指標が設備総合効率である。
 c 経常トップから現場の作業員まで全員参加の重複小集団活動を行うことが特徴
  で、職制にとらわれない自主的なサークル活動である。
 d ロスを発生させないために行う活動の1つが計画保全活動で、設備が停止した
  場合の損失影響度を複数の角度から設備評価基準に基づいて評価し、最適保全方
  式を決める。

〔解答群〕
ア aとb
イ aとc
ウ aとd
エ bとc
オ bとd

第21問(R1)
 動作経済の原則に基づいて実施した改善に関する記述として、最も適切なものの
組み合わせを下記の解答群から選べ。

 a 機械が停止したことを知らせる回転灯を設置した。
 b 径の異なる2つのナットを2種類のレンチで締めていたが、2種類の径に対応
  できるように工具を改良した。
 c 2つの部品を同時に挿入できるように保持具を導入した。
 d プレス機の動作中に手が挟まれないようにセンサを取り付けた。

〔解答群〕
ア aとb
イ aとd
ウ bとc
エ bとd
オ cとd

第22問(R1)
 わが国のショッピングセンター(SC)の現況について、一般社団法人日本ショッ
ピングセンター協会が公表している「全国のSC数・概況」(2018年末時点で営業中
のSC)から確認できる記述として、最も適切なものはどれか。
 なお、立地については、以下のように定義されている。

 中心地域:人口15万人以上の都市で、商業機能が集積した中心市街地
 周辺地域:上記中心地域以外の全ての地域

ア 1SC当たりの平均テナント数は約200店である。
イ 2013年と2018年の業種別テナント数の割合を比較すると、物販店の割合は減
 少し、サービス店の割合は増加している。
ウ SCを立地別に分類した場合、周辺地域よりも中心地域のほうが多い。
エ 新規オープン1SC当たりの平均店舗面積は、2001年以降、年単位で一貫して
 増加している。
オ ディベロッパー業種・業態別SC数において、小売業で最も多いものは、百貨
 店である。

第23問(R1)
 都市計画法および建築基準法で定められている用途地域と建築物について、床面
積が2,000uのスーパーマーケットを建築できる用途地域の組み合わせとして、
最も適切なものはどれか。

ア 工業専用地域と商業地域
イ 第一種住居地域と商業地域
ウ 第一種住居地域と第二種中高層住居専用地域
エ 第二種中高層住居専用地域と近隣商業地域
オ 第二種低層住居専用地域と準工業地域

第24問(R1)
 都市再生特別措置法においては、市町村は、都市計画法に規定される区域につい
て、都市再生基本方針に基づき、住宅および都市機能増進施設の立地の適正化を図
るための計画(立地適正化計画)を作成することができることとされている。
 下図は、国土交通省が平成28年に公表した『都市計画運用指針における立地適正
化計画に係る概要』で説明されている立地適正化計画の区域について、その基本的
な関係を表したものである。図中のA〜Cに該当する語句の組み合わせとして、最
も適切なものを下記の解答群から選べ。
問24図


〔解答群〕
ア A:市街化調整区域 B:居住誘導区域    C:都市機能誘導区域
イ A:市街化調整区域 B:線引き都市計画区域 C:非線引き都市計画区域
ウ A:市街化調整区域 B:都市機能誘導区域  C:居住誘導区域
エ A:都市計画区域  B:居住誘導区域    C:都市機能誘導区域
オ A:都市計画区域  B:都市機能誘導区域  C:居住誘導区域

第25問(R1)
 小売店舗(一般住居と併用するものは除く)における防火管理に関する記述の正誤
の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 a 店舗に設置されている消火器具や火災報知設備などの機器点検は、6カ月に1
  回行わなければならない。
 b 店舗に設置されている配線の総合点検は、1年に1回行わなければならない。
 c 店舗は、機器点検・総合点検を行った結果を消防長または消防署長へ1年に1
  回報告しなければならない。
 d 店舗は、特定防火対象物ではない。

〔解答群〕
ア a:正  b:正  c:正  d:誤
イ a:正  b:正  c:誤  d:誤
ウ a:正  b:誤  c:正  d:正
エ a:誤  b:正  c:誤  d:誤
オ a:誤  b:誤  c:正  d:正

第26問(R1)
 食品リサイクル法、およびその基本方針(平成27年策定)に関する記述の正誤の
組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 a 主務大臣は、再生利用等が基準に照らして著しく不十分であると認めるとき
  は、食品廃棄物等多量発生事業者に対し、勧告、公表、および命令を行うことが
  できる。
 b 食品リサイクル法の基本方針では、再生利用等を実施すべき量に関する目標
  を、資本金規模別に定めている。
 c 食品リサイクル法の基本方針では、食品廃棄物等の再生利用よりも発生抑制を
  優先的な取り組みとして位置付けている。

〔解答群〕
ア a:正  b:誤  c:正
イ a:正  b:誤  c:誤
ウ a:誤  b:正  c:正
エ a:誤  b:正  c:誤
オ a:誤  b:誤  c:正

第27問(R1)
 商店街では、空き店舗の増加および常態化が全国的な課題である。そのため、空
き店舗の実態を把握し、有効な空き店舗対策を講じることが期待されている。中小
企業庁が調査し、平成29年に公表している『商店街空き店舗実態調査報告書』に関
する記述として、最も適切なものはどれか。
 なお、この報告書では、空き店舗とは、「従前は店舗であったものが、店舗とし
て利用可能な状態でありながら利用の予定がない(所有者の利用の意志がない場合
も含む)建物」と定義されている。

ア 空き店舗が生じた原因では、「商店主の高齢化・後継者の不在」よりも、「大型
 店の進出、撤退の影響を受けたため」の方が回答の割合が高い。
イ 空き店舗になってからの経過年数を、「1年未満」、「1年以上〜3年未満」、
「3年以上〜5年未満」、「5年以上」に分類した場合、最も回答の割合が高いもの
 は「5年以上」である。
ウ 空き店舗の所有者の把握を、「所有者を把握している(連絡も取れる)」、「所有
 者を把握している(連絡は取れない)」、「所有者を把握していない」に分類した場
 合、最も回答の割合が高いものは「所有者を把握していない」である。
エ 過去3年間に空き店舗が解体・撤去されたもののうち、その後の利用状況とし
 て最も回答の割合が高いものは、「新しい店舗」である。

第28問(R1)
 店舗Xのある月の営業実績は下表のとおりである。この表から計算される相乗積
に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

商品カテゴリー販売金額
(万円)
販売金額
構成比(%)
粗利益率
(%)
カテゴリーA5002520
カテゴリーB3001520
カテゴリーC2001030
カテゴリーD6003040
カテゴリーE4002050
合計2,000100
〔解答群〕 ア カテゴリーA〜Eの合計の販売金額が2倍になると、各カテゴリーの相乗積  の合計も2倍になる。 イ カテゴリーAの相乗積は50%である。 ウ カテゴリーAの販売金額も粗利益率も変わらず、他のカテゴリーの販売金額  が増加すると、カテゴリーAの相乗積は減少する。 エ カテゴリーBはカテゴリーCよりも相乗積が大きい。 オ 相乗積が最も大きいカテゴリーは、カテゴリーEである。

第29問(R1)
 酒類や医薬品などの販売の制度に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 健康食品は、顧客に対して薬剤師か登録販売者が対面販売しなければならな
 い。
イ 酒類売場には、酒類を販売する時間帯に酒類販売管理者が常駐しなければなら
 ない。
ウ 酒類の陳列場所には「20歳以上の年齢であることを確認できない場合には酒類
 を販売しない」旨を表示しなければならないが、文字のサイズについては特に定
 めはない。
エ 酒類販売管理者は同時に複数の酒類販売場の管理者になることができる。
オ 要指導医薬品に指定されていない一般用医薬品は、所定の条件を満たせばイン
 ターネットで販売することができる。

第30問(R1)
 商品の仕入方法のうち、委託仕入に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も
適切なものを下記の解答群から選べ。

 a 中小企業と大企業の間で委託仕入を取引条件とした契約を締結することは禁止
  されている。
 b 委託仕入の場合、小売店に納入された時点で当該商品の所有権が小売店に移転
  する。
 c 委託仕入の場合、小売店は粗利益ではなく販売手数料を得ることになる。
 d 委託仕入をした商品の売れ行きが悪い場合、小売店は原則自由に値下げして販
  売することができる。

〔解答群〕
ア a:正  b:誤 c:正  d:誤
イ a:正  b:誤 c:誤  d:正
ウ a:誤  b:正 c:誤  d:正
エ a:誤 ”b:正 c:誤  d:誤
オ a:誤  b:誤 c:正  d:誤

第31問(R1)
 衣類を販売する売場づくりにおける、ビジュアルマーチャンダイジング(VMD)
の考え方に基づくプレゼンテーション方法のうち、フェイスアウトに関する記述と
して、最も適切なものはどれか。

ア 商品や演出小物を吊り下げて展示する手法である。
イ 商品を畳んで棚に置く陳列手法である。
ウ 商品をピンで壁やパネルに展示する手法である。
エ 商品をマネキンに着せて展示する手法である。
オ ハンガーに掛けて商品の正面を見せる陳列手法である。

第32問(R1)
 食品表示法に基づく、食品の栄養成分の量と熱量の表示に関する記述として、最
も適切なものはどれか。ただし、本問においては、例外規定は考慮に入れないもの
とする。

ア 一般用加工食品に含有量を表示することが義務付けられている栄養成分は、た
 んばく質、脂質、炭水化物およびビタミンである。
イ 業務用食品の場合、容器包装に加え、送り状や納品書にも栄養成分表示をする
 義務がある。
ウ 生鮮食品の栄養成分を表示することは、認められていない。
エ 店頭で表示されるPOPやポスターなど、食品の容器包装以外のものに栄養成
 分表示する場合には、食品表示基準が適用されない。

第33問(R1)
 最寄品を主に取り扱う小売店舗における在庫管理に関する記述として、最も適切
なものはどれか。

ア 定期発注方式を採用した場合、安全在庫を計算する際に考慮する需要変動の期
 間は、調達期間と発注間隔の合計期間である。
イ 定期発注方式を採用した場合、需要予測量から有効在庫を差し引いた値が発注
 量になる。
ウ 定量発注方式を採用した場合、調達期間が長いほど発注点を低く設定した方
 が、欠品は発生しにくい。
エ 定量発注方式を採用した場合の安全在庫は、調達期間が1日であれば、常に0
 になる。
オ 発注点を下回ったときの有効在庫と補充点との差の数量を発注するように運用
 すれば、補充直後の在庫量は常に一定になる。

第34問(R1)
 輸送手段の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア RORO(roll-on roll-off)船は、貨物を積載したトラックやトレーラーなどの車
 両をそのまま船内へ積み込んで輸送することが可能である。
イ 鉄道輸送は、鉄道コンテナの大きさが平パレットの規格に合っていないので、
 一貫パレチゼーションを阻害する。
ウ トラック輸送から鉄道輸送へのモーダルシフトは、トラックと鉄道の複合一貫
 輸送を阻害する。
エ トラック輸送の長所は、鉄道や船舶での輸送に比べて、輸送トンキロ当たり二
 酸化炭素排出量が少ないことである。
オ 路線便は、貨物を積み合わせて一車単位にまとまるときに利用するトラックの
 輸送サービスであり、発地から着地まで積み替えを行わずに直行輸送する。

第35問(R1)
 トラックなど自動車による輸送形態に関する記述として、最も適切なものはどれ
か。

ア 貨客混載は、バスなど公共交通機関による実施に限られ、トラックによる実施
 は禁止されている。
イ 共同輸送は、複数の荷主の商品をトラック1台に混載しているため、複数の荷
 主にとって納品先が一致している場合に限り行われる。
ウ ミルクランは、複数の荷主を回って商品を集めることである。
エ ラウンド輸送は、往路の車両の積載率を高める輸送形態であり、復路は空車に
 なる。

第36問(R1)
 チェーン小売業の物流センターの機能に関する記述として、最も適切なものはど
れか。

ア 通過型物流センター内の作業工程数は、注文商品を事前に納品先別に仕分けし
 た状態で納品するタイプの物流センターの方が、仕分けしていない状態で納品す
 るタイプよりも多い。
イ 店舗の荷受回数は、物流センターを経由しない場合に仕入先の数だけ荷受が発
 生したとすると、在庫型物流センターを経由する場合は仕入先の数よりも少ない
 が、通過型物流センターを経由する場合は仕入先の数と同じである。
ウ 物流センターから店舗へのカテゴリー納品は、商品を売場に補充する作業の時
 間を短縮する。
エ 物流センターでは、常温で管理できる商品しか取り扱うことができず、低温で
 管理する必要がある商品は取り扱うことができない。

第37問(R1)
 物流センターの運営に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア ASNを用いた入荷検品は、商品の外箱に印字されたITFシンボルや、混載の
 場合に外箱に貼付されたSCMラベルを読み取った情報と、ASNとを照合する
 ことで完了する。
イ 個装には、内容物を保護したり、複数の商品を1つにまとめて取り扱いやすく
 したりする機能がある。
ウ 固定ロケーション管理は、在庫量が減少しても、保管スペースを有効に活用で
 きるため、保管効率が高い。
エ 摘み取り方式ピッキングは、商品ごとのオーダー総数をまとめて取り出した
 後、オーダー別に仕分けることである。
オ トラックドライバーが集品先または納品先の荷主の倉庫内でフォークリフトを
 使用することは、法律で禁止されている。

第38問(R1)
 QRコードやバーコードを用いた電子決済(以下「QR決済」という。)に関する記述
として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

 a 商品を購入する際に、購入者のQR決済アプリケーションに表示された専用
  QRコードを、店舗側が店舗の読み取り機で読み取って、決済することが可能な
  方法である。
 b 商品を購入する際に、店舗側では読み取り機を利用しなくても、紙に印刷され
  た専用QRコードを購入者のQR決済アプリケーションで読み取って、決済する
  ことが可能な方法である。
 c QR決済アプリケーションが実行できるスマートフォンであっても、日本国内
  でQR決済を行うには日本製のスマートフォンである必要がある。
 d QR決済では、決済したら即座に引き落とされるプリペイド方式のものしか存
  在していない。

〔解答群〕
ア aとb
イ aとc
ウ aとd
エ bとc
オ bとd

第39問(R1)
 小売業におけるFSP(Frequent Shoppers Program)に関する記述として、最も
適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

 a FSPデータから顧客セグメントを識別する分析方法として、RFM(Recency,
  Frequency,Monetary)分析がある。
 b FSPデータから優良顧客層を発見する分析方法として、マーケットバスケッ
  ト分析が最適である。
 c FSPは、短期的な売上の増加を目指すより、長期的な視点での顧客のロイヤ
  ルティを高めることを目指す手段である。
 d FSPは、特売期間を限定せず、全ての顧客に各商品を年間通じて同じ低価格
  で販売する手段である。

〔解答群〕
ア aとb
イ aとc
ウ aとd
エ bとc
オ bとd

第40問(R1)
 店舗間でPOSデータを比較分析する際の基本的な指標に、PI(Purchase
Incidence)値がある。このPI値に関する以下の記述の空欄に入る語句として、最
も適切なものを下記の解答群から選べ。

 PI値とは、販売点数または販売金額を□  □で除して調整した数値である。

〔解答群〕
ア 顧客カード発行枚数
イ 在庫点数または在庫金額
ウ 商圏内人口
エ 優良顧客数
オ レシート枚数またはレジ通過人数

第41問(R1)
 GSl標準の商品識別コードの総称であるGTINに関する記述として、最も適切
なものはどれか。

ア GTINには7つの種類が存在している。
イ GTIN−8は、表示スペースが限られている小さな商品にJANシンボルを表示
 するための商品識別コードである。
ウ GTIN−12は、中国・韓国で利用されている12桁の商品識別コードである。
エ GTIN−14は、インジケータ、GSl事業者コード、商品アイテムコード、単価
 コードの4つの要素で構成されている。

第42問(R1)
 資金決済に関する法律(資金決済法)は、近年のICTの発達や利用者ニーズの多
様化などの資金決済システムをめぐる環境の変化に対応するため、前払式支払手
段、資金移動、資金清算、仮想通貨などについて規定している。
 以下のa〜dの前払式支払手段のうち、資金決済法の適用が除外されるもの、ま
たは該当しないものの組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 a 全国百貨店共通商品券
 b 収入印紙
 c 全国共通おこめ券
 d 美術館の入場券

〔解答群〕
ア aとb
イ aとc
ウ aとd
エ bとc
オ bとd

第43問(R1)
 以下のようなID−POSデータがあるとき、データ項目中の顧客ID、年、性別、
購買金額の項目の変数を「名義尺度」「順序尺度」「間隔尺度」「比例尺度」の4つの尺度
水準のいずれかに分類したい。
 このとき、その組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【ID-POSデータ】
顧客ID時刻商品性別購買点数
(個)
購買金額
(円)
00001201901101410A女性31980
   
(注) ただし年は西暦、時刻の1410は14時10分を表しているとする。 〔解答群〕 ア 顧客ID−名義尺度 年−間隔尺度 性別−名義尺度 購買金額−比例尺度 イ 顧客ID−名義尺度 年−間隔尺度 性別−順序尺度 購買金額−比例尺度 ウ 顧客ID−名義尺度 年−比例尺度 性別−名義尺度 購買金儲−順序尺度 エ 顧客ID−間隔尺度 年−比例尺度 性別−名義尺度 購買金額−順序尺度 オ 顧客ID−間隔尺度 年−比例尺度 性別−順序尺度 購買金額−比例尺度