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第1問(H24)
 コンピュータには様々な記憶装置が使用されている。そのうち、半導体を利用し
た記憶装置は処理速度や信頼性に影響を与えるなど、重要な役割を担っている。用
途に適した半導体の記憶装置が装備されたコンピュータを選択できるように、その
特性を把握しておくことが必要である。
 半導体を利用した記憶装置の特性に関する記述として最も適切なものはどれか。

ア RISC型プロセッサの主記憶装置はSRAMを使用し、CISC型プロセッサでは
 DDR-SDRAMを使用しているので、RAMを増設する場合はメモリの種類を確
 認する必要がある。
イ 主記憶装置として利用するRAMにはメモリインタリーブに対応したものと対
 応していないものがあるので、RAMを増設する場合はこの点を確認する必要が
 ある。
ウ 信頼性が高いコンピュータが必要な場合は、ECCによる誤り訂正機能がつい
 たRAMが装備されたコンピュータを使用することが望ましい。
エ マスクROMは電源を切っても記憶内容が保持され、また、内容の消去や書き
 込みが可能なので、バージョンアップが必要なBIOSの記憶に向いている。

第2問(H24)
 近年、多様なコンピュータが登場しつつあるが、その基本的動作原理は同じであ
る。それを把握しておくことで、新たな技術の理解も早くできる。下記は、コンピ
ュータの構成要素とそれらによってコンピュータの基本機能が実現される過程を記
述した文章である。
 以下の文中の空欄A〜Dに入る言葉の組み合わせとして最も適切なものを下記
の解答群から選べ。

1.データおよび処理命令が主記憶装置に記憶されている。
2.□ A □の指示で、主記憶装置に記憶されたデータおよび処理命令は、
 □ B □に転送される。
3.□ B □では、処理命令に従ってデータを処理し、□ A □の指示でその
 演算結果を転送させて□ C □に記憶させる。
4.□ C □に記憶された演算結果は、□ A □の指示で、□ D □に転送さ
 れて出力される。

[解答群]
ア A:演算装置  B:制御装置  C:主記憶装置   D:出力装置
イ A:演算装置  B:制御装置  C:補助記憶装置  D:主記憶装置
ウ A:制御装置  B:演算装置  C:主記憶装置   D:出力装置
エ A:制御装置  B:演算装置  C:補助記憶装置  D:主記憶装置


第3問(H24)
 コンピュータは多様な業務に利用される。コンピュータの処理能力は様々な要因
に左右され、処理能力に影響を与える特性や、それを評価する指標が複数存在す
る。適用業務の処理に十分な能力のコンピュータを選択するためには、これらの内
容を適切に理解することが必要である。
 以下の記述の中で最も適切なものはどれか。

ア コンピュータのCPUと主記憶装置間の転送速度を表す内部クロック周波数
 は、値が大きいほど転送速度は速くなる。
イ 整数演算の回数を表すFLOPSは、科学技術計算では処理速度の参考にはでき
 ない。
ウ ひとつの命令を実行するためにクロック周期が何サイクルなのかを表すCPI
 は、値が小さいほど演算処理速度は速い。
エ プログラム中の命令のステップ数を1万ステップ単位で表したMIPSは、値
 が小さいほどコンパクトなプログラムであり、処理速度も速い。

第4問(H24)
 ソフトウェアのバグやセキュリティ上の不具合の修正が行われた場合、適切に対
応することが必要である。
 ソフトウェアの修正が行われた場合の対応に関する、以下の文中の空欄A〜C
に入る語句の組み合わせとして最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 コンピュータ上では各種業務について目的別に利用する□ A □ソフトウェア
と、コンピュータの資源を効率よく利用するための□ B □ソフトウェアがあ
る。これらのソフトウェアはいずれも随時改良が行われるが、小さな不具合の修正
を行う場合は修正部分だけを抜き出した□ C □をユーザーに配布することが多
く、この修正部分を入れ替えればよい。

ア A:アプリケーション  B:システム     C:パッチファイル
イ A:アプリケーション  B:パッケージ    C:シェル
ウ A:システム      B:パッケージ    C:カーネル
エ A:パッケージ     B:アプリケーション C:パッチファイル

第5問(H24)
 業務の処理にソフトウェアを使用する場合、中小企業診断士が、そのソフトウェ
アの利用を支援するだけでなく、状況によってはソフトウェアそのものの開発にか
かわったりする場面もある。ソフトウェアの機能や開発に関する記述として最も適
切なものはどれか。

ア OSとは、BIOS(Basic Input/Output System)に先立って起動し、ディスプレ
 イやキーボードが使えるようにするソフトウェアである。
イ コンパイラとは、高級言語で書かれたプログラムをコンピュータが実行可能な
 機械語に翻訳するソフトウェアである。
ウ ミドルウェアとは、FORTRANなどの第一世代高級言語とCやJavaなどの
 第二世代の間に登場したプログラミング言語である。
エ リンカとは、ネットワークを機能させるソフトウェアである。

第6問(H24)
 各種業務において様々なソフトウェアを利用しているが、それぞれのソフトウェ
アでは目的に応じた演算処理が行われている。コンピュータの演算処理では計算誤
差が発生する場合のあることが知られているので、計算誤差に対して適切な対応が
必要である。
 以下の計算誤差に関する記述として最も適切なものはどれか。

ア C言語においては、整数型の変数を使用する場合、その扱える範囲内の加減算
 でも桁落ち誤差が発生する。
イ どのようなソフトウェアを利用しても、金額に関する計算では浮動少数点演算
 の仕組みを利用しないので計算誤差は生じない。
ウ 表計算ソフトの演算処理では、丸め誤差が発生する。
エ リレーショナルデータベースの処理では、データの格納および格納されたデータ
 の検索だけを行うので計算誤差は生じない。

第7問(H24)
 スマートフォンなどの多様な携帯端末機器の発達は、顧客にとっても、サービス
を提供する事業者にとっても、多様な情報を迅速かつ場所を選ばず検索、照会、処
理、発信できるというメリットを享受可能にしている。
 ある中小製造企業は、製品を自社ウェブサイトで広告し、自社製造工程での受注
製品の製造プロセスおよび発送プロセスの進捗状況を、顧客に知らせることができ
るシステムを構築したいと望んでいる。また進捗状況が許す範囲内で、製品仕様の
変更や送り先の変更などができるシステムとしたいと望んでいる。
 このシステム構築に関する記述として最も適切なものはどれか。

ア 顧客が送り先の変更を携帯端末で行えるようにするには、送り先の変更処理を
 バッチ処理方式にする必要がある。
イ 顧客の携帯端末からの照会要求に対して、即座に製造プロセスの進捗状況を知
 らせるには、照会要求処理をリアルタイムで処理方式にする必要がある。
ウ 顧客の携帯端末で自社サーバに接続できるようにするには、VPNと呼ばれる
 ネットワークの接続形態が必要である。
エ スマートフォンから自社ウェブサイトを閲覧可能にするためには、この中小製
 造企業はそのための専用アプリケーションを開発し、顧客はそれをダウンロード
 してインストールする必要がある。

第8問(H24)
 パーソナルコンピュータ(PC)を業務に利用する場合、各々の業務の特性を考え
たソフトウェアや周辺機器を適切に選ぶ必要がある。
 以下の文中の空欄A〜Dに入る語句の組み合わせとして最も適切なものを下記
の解答群から選べ。

 業務においてPCを利用する場合は対話型処理で利用する場合が多いが、月末な
どにまとめて請求書作成などの□ A □処理を行うこともある。作業指示を出し
た後、この処理画面に応答が返るまでの□ B □が長い場合は、作業の進捗状況
の把握ができない。このような場合はプログレスバーなどを表示させて進捗状況の
把握が行えるようなソフトウェアを選択する。
 また、請求書作成処理の指示をPCに与え、PCが作業を終了したという表示が
得られるまでの経過時間は□ C □と呼ばれ、この時間の短いことが望ましい。
 PCが作業終了状態となっても、プリンタが印字作業を続けていることがある
が、これはプリンタが□ D □機能を備えている場合にも起こる。この機能を利
用する場合は印字の作業量に適した容量のバッファが備わったプリンタを選択する
必要がある。

[解答群]
ア A:オフライン        B:レスポンスタイム
  C:スループット       D:スレッド
イ A:オンライン        B:ターンアラウンドタイム
  C:オーバレイ        D:スループット
ウ A:トランザクション     B:スループット
  C:レスポンスタイム     D:キュー
エ A:バッチ          B:レスポンスタイム
  C:ターンアラウンドタイム  D:スプール

第9問(H24)
 業務におけるデータベースの処理ではネットワークにつながる複数の端末から、
あるデータに対して同時に複数の処理要求が発生し、本来の処理が正しく行われな
い場合がある。これを防ぐために排他制御あるいは同時実行制御と呼ばれる方法が
利用される。
 これに関する以下の文中の空欄A〜Dに入る語句の組み合わせとして最も適切
なものを下記の解答群から選べ。

@ データファイル内の処理対象とするデータに□ A □をかけ、それが解除さ
 れるまで他の処理が行われないようにする方法がある。この方法では、
 □ B □が発生する可能性があり、これを低減させる対応が必要である。
A データファイル内のデータを読み書きする□ C □を記録し、別の処理でデ
 ータを読み書きする際、□ C □を随時監視しあいながら処理を行う方法があ
 る。この方法では、処理の競合が多い場合、処理の取り消しが多くなり実用性が
 低下する。
B データファイルから処理したいデータを□ D □に読み込み、そこで処理を
 実行する方法がある。この方法では、処理した結果を書き戻す際に、当該データ
 が他の処理で書き換えられていないかを時刻でチェックする。

[解答群]
ア A:デッドロック  B:セマフォ    C:順番  D:テーブル
イ A:ロック     B:セマフォ    C:時刻  D:テーブル
ウ A:ロック     B:セマフォ    C:順番  D:キャッシュ領域
エ A:ロック     B:デッドロック  C:時刻  D:キャッシュ領域


第10問(H24)
 業務で利用するデータのコード化に関する以下の記述の空欄A〜Dに入る語句
の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 コード化には、例えば次のような方法がある。
@ 店舗を利用している顧客にコード番号を付与し、販売動向を把握したい。来店
 した顧客に1から順番に番号を割り振る方法を使用すれば、□ A □を利用で
 きる。
A 住んでいる場所を特定し管理したい場合は顧客番号に加え、コード内に総務省
 などが公開している市区町村コードを組み入れて利用する。このようなコード化
 の方法は□ B □という。
B コード番号に住んでいる場所を区別する市区町村コードを組み入れ、この市区
 町村コード別に1から始まる顧客番号を与える方法もあり、この方法は
 □ C □と呼ばれる。
 なお、コード化においては、同じ顧客を重複登録してしまう可能性があり、デー
 タ管理上□ D □の問題に配慮しなければならない。

[解答群]
ア A:識別機能  B:桁別分類法  C:区分分類法  D:一意性
イ A:識別機能  B:連番法    C:合成法    D:冗長性
ウ A:分類機能  B:合成法    C:区分分類法  D:冗長性
エ A:分類機能  B:表意法    C:連番法    D:一意性

第11問(H24)
 インターネットへの接続やLANの構成に際して必要となる知識に関する記述と
して最も適切なものはどれか。

ア DNSとは、グローバルIPアドレスをプライベートIPアドレスに変換するサ
 ーバである。
イ MACアドレスとは、ネットワーク機器のLANカードなどに付けられたアド
 レスである。
ウ プライベートIPアドレスとは、個人に割り当てられるグローバルIPアドレス
 である。
エ ルーティングとは、ネットワーク上で円滑に情報を送信できるように、ゲート
 ウェイやサブネットマスクのアドレスを指定することである。

第12問(H24)
 物品の販売サイトをインターネット上で運営する場合、利用者の利便性を考慮し
た販売サイト構築が必要である。そのためには、運営するサーバの特性と顧客が所
有するPC上での商品購入のための操作のかかわりを把握する必要がある。
 販売サイトを運営するためのサーバや顧客が利用するPCに関する記述として、
最も適切なものはどれか。

ア 顧客PCへデータを渡して処理を行う仕組みではなく、販売側のサーバで必要
 な処理を行った結果を、顧客PCへと返す仕組みで販売サイトを運営すれば、販
 売側のデータの外部への流出は発生しない。
イ 顧客の商品購入の操作に対して、期待した時間内に応答が得られない場合は、
 顧客のPCを演算処理能力の高い機器に替える必要がある。
ウ 販売側のウェブサーバで顧客からの商品購入依頼について処理した結果を、顧
 客側PCで表示させるためには、顧客PCのウェブブラウザには販売側のウェブ
 サーバから提供されるバーチャルマシン機能をあらかじめ組み込んでおく必要が
 ある。
エ 販売側のサーバで非同期通信の仕組みを取り入れれば、顧客のPC画面上で商
 品画像の上にマウスカーソルを移動させるとその商品説明が表示されるなどの、
 動的な表示を行うことができる。

第13問(H24)
 企業がITガバナンスを強化するためには、まず情報システム戦略を確立し、こ
れに基づいて以下の4つの構成要素を順次実現していくことが必要である。その順
序として最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a システム運営(セキュリティ管理・リスク管理・サービスレベル管理など)
b 説明責任(システム監査・ベンチマーク・投資効果など)
c 組織運営(予算管理・投資管理・ベンダー管理・契約管理など)
d リレーションシップ管理(教育・提案・情報発信など)

[解答群]
ア a → b → c → d
イ a → c → b → d
ウ b → a → d → c
エ b → c → a → d

第14問(H24)
 EDIなどで用いる標準コードに関する説明として最も適切なものはどれか。

ア EDI等に利用される事業所コードGLN(Global Location Number)は、主に製
 造業で利用される。
イ EDI等に利用される標準企業コードの最後の1桁は、チェックデジットで
 ある。
ウ 標準企業コードの最初に0を付加すると、GLN(Global Location Number)とし
 て利用できる。
エ 標準企業コードは国際規格UN/EDIFACTのコードの一部として利用でき
 る。

第15問(H24)
 インターネットのメディアとしての特徴は、双方向性、オープン性、即応性など
とともにメディアミックスを可能にするところにある、と言われている。インター
ネットや携帯端末の普及とともに、これらの特徴を用いた様々なビジネスやコミュ
ニケーションが行われている。
 これに関連する記述として最も適切なものはどれか。

ア SNSは広く普及しているが、匿名性を排除するため、本名で登録しなければ
 利用できない。
イ インターネットとは、通信プロトコルとして、TCP/IPを使うネットワークで
 ある。
ウ スマートフォンは、既存の携帯電話の表示画面を大きくし、その大きさを統一
 したものである。
エ ブログとは、自らの日記を公開するものであるから、そのURLを他人がその
 ウェブサイトの中で引用することは不可能な仕組みになっている。

第16問(H24)
 総務省から発表された「ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示指針(第1
版)」に基づいた「ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示認定制度」により、中小
企業ユーザがASP・SaaSのサービスを選択する場合の参考情報が提供されている。
 この認定制度に関する記述として最も適切なものはどれか。

ア ASP・SaaSサービスだけでなく、ASP・SaaS事業者の経営状況等も認定して
 いる。
イ ASP・SaaSサービスの安全性や信頼性に係る実施水準や状態を認定している。
ウ 審査対象となる情報開示項目をすべて開示しなければ、認定を得ることはでき
 ない。
エ 同一サービスであっても、安全性や信頼性に複数のサービスレベルを設定して
 いる。

第17問(H24)
 ある中小販売企業では、インターネットで受注を開始することにした。それに先
立ち、下記の図を描いてインターネットによる受注システムの検討を行っている。
 この図に関する説明として最も適切なものを下記の解答群から選べ。ただし、こ
の図は未完成である。

17問図

[解答群]
ア 業務のデータの流れと処理の関係を記述したDFDである。
イ データベースをどのように構築したら良いかを示すERDである。
ウ 利用者がシステムとどのようにやり取りするかを示すユースケース図であ
 る。
エ 利用者相互のコミュニケーションの関係を描いたコミュニケーション図であ
 る。

第18問(H24)
 独立行政法人情報処理推進機構ソフトウェア・エンジニアリング・センターの
「非機能要求グレード」では、非機能要求を@可用性、A性能・拡張性、B運用・保
守性、C移行性、Dセキュリティ、Eシステム環境・エコロジーの6つに大別して
いる。
 これらに関連する記述として最も適切なものはどれか。

ア 運用監視などを含む通常運用は可用性に含まれる。
イ 回線冗長化などを含む耐障害性は運用・保守性に含まれる。
ウ データ暗号化などを含むアクセス・利用制限は可用性に含まれる。
エ 同時アクセス数などを含む通常時の業務量は性能・拡張性に含まれる。


第19問(H24)
 SaaSの提供者(ベンダ企業)と利用者(ユーザ企業)との間でSLAを締結する場合
に必要な作業の実施順序は以下のとおりである。空欄A〜Cと記述群の@〜Bの組
み合わせとして最も適切なものを下記の解答群から選べ。

<作業の実施順序>
 1.SaaS 利用者側の前提条件の整理
 2.□ A □
 3.□ B □
 4.SaaS 提供者の免責範囲の定義
 5.□ C □
 6.SaaS の提供・利用の結果に対する対応の定義

【空欄に入る記述群】
 @ SaaSの提供・利用に関する委託内容/範囲の定義
 A SaaSの提供・利用のサービスレベルの定義
 B SaaSの提供・利用の役割/責任分担の定義

[解答群]
ア A:@  B:A  C:B
イ A:@  B:B  C:A
ウ A:A  B:@  C:B
エ A:A  B:B  C:@

第20問(H24)
 ITの進展に伴い、それを有効に利用して競争優位を獲得しようとする試みは、
もはや特別なことではない。その際に重要になることとして、適切なハードウェ
ア、ソフトウェアの開発または選択は言うに及ばず、近年、それらを使いこなす
人々の能力の向上が叫ばれている。
 これに関連する記述として最も適切なものはどれか。

ア eラーニングは、ITスキルの習得に用いられるばかりでなく、近年では経営
 理念の浸透や環境問題への意識向上などにも用いられている。
イ 現在、中学校に「情報」という科目が設けられ、必修となっている。従って、今
 後、新システムを導入しても、それを使いこなす新入社員の能力は問題ない。
ウ 構築したシステムの評価を、従業員が行うことをEUCと呼ぶ。
エ 情報リテラシーとは、コンピュータを利用した情報システムを使いこなす能
 力、つまりコンピュータリテラシーと同義である。

第21問(H24)
 近年、多くの情報漏洩被害をもたらしている「新しいタイプの攻撃」(Advanced
Persistent Threats : APT)への対策としては、入口対策だけでなく、出口対策も
重要になる。
 出口対策として最も適切なものはどれか。

ア IDS(Intrusion Detection System)の導入
イ RAT(Remote Access Trojan/Remote Administration Tool)による内部 proxy
 通信いわゆるCONNECT接続の検知遮断
ウ パッチファイルの適用による脆弱性対策
エ ファイアウォールによるステルス機能の導入

第22問(H24)
 インターネット利用が普及して、インターネット上で取引情報やプライバシーに
かかわる情報を扱う場面が多くなっている。従って情報セキュリティについて、そ
の基礎事項を把握しておくことは重要である。
 情報セキュリティにかかわる記述として最も適切なものはどれか。

ア インターネットを介して、顧客情報を収集してそれをデータベース化した場
 合、それが漏洩しないようにするにはウイルス対策を行えばよい。
イ インターネットを介して、顧客に送り先等の他に年齢、家族構成などを入力し
 てもらう場合、その用途については顧客に知らせる必要はない。
ウ 取引企業、顧客との情報のやりとりは、暗号化することが好ましいが、その場
 合に用いる公開鍵暗号方式とは、関係者の間で共通鍵を設定して、情報を暗号化
 する方式である。
エ ファイアウォールを自社コンピュータに対する不正アクセスの防止手段として
 利用する場合、どのような内容のアクセス拒否をするのかをあらかじめ設定する
 必要がある。

第23問(H24)
 ある中小製造企業は、顧客の要望に合わせて製品を設計・製造・販売している。
今まで、受注量が少なかったことから、電話やファクシミリ等で顧客への対応をし
ていた、近年、海外を含めて顧客からの受注が増加している。このような状況か
ら、受発注にかかわる処理、問い合わせやクレーム処理を含めて顧客とのコミュニ
ケーション、社内の製造指示などをシステム化することを検討している。その検討
の中での聞き取り調査の結果、経営者や従業員は、このシステム開発の投資評価を
はっきりさせておきたいと考えていることが分かった。
 投資評価に関する記述として最も適切なものはどれか。

ア 本システムの構築には多様な案が考えられるが、それらを検討する場合に、シ
 ステム開発のプロジェクト遂行に関するリスクと、システムによってもたらされ
 るベネフィットとの2軸の視点から、それらの案を評価するポートフォリオ分析
 が有用である。
イ 本システムへの投資をTCOで評価する場合、従業員の教育などにかかわる技
 術サポートコスト、セキュリティ管理などにかかわる管理コスト、コンピュータ
 の利用にかかわるエンドユーザコストの3つの視点から行う。
ウ 本システムを評価する場合、顧客がどう評価するかが重要であり、このような
 視点から、顧客ならば提案されたシステムをいくらなら購入するかを算定しても
 らうリアルオプションプライシングと言われる手法を採用することが妥当であ
 る。
エ 本来、システム導入は合理化のためであり、従って、システム導入に際して従
 業員何人を減らすことができるかを算定できれば、本システムの投資価値は判断
 できる。

第24問(H24)
 あるコンビニエンスストアチェーンの調査部では、各店舗の売上高を、半径
1Km圏内の大学などの重要拠点数と地域人口で説明する重回帰モデルで分析して
いる。
 これに関連する記述として最も適切なものはどれか。

ア 重相関係数が負の値をとることはない。
イ 自由度調整を行っても、決定係数が負になることはない。
ウ 自由度調整を行うのは、パラメータの数に比べてデータの数が相対的に多い回
 帰式で、見かけ上の決定係数が高くなるからである。
エ 独立変数が2つなので、最小2乗法は使えない。

第25問(H24)
 1日平均50万円の売上高がある店舗で、商品の新しい陳列方法を1週間試行し
てみたところ、1日平均売上高が52万円になった。しかし実際には新しい陳列方
法に効果がなく、たまたま他の理由で1日平均売上高が高くなったのかもしれな
い。
 これに関連する記述として最も適切なものはどれか。

ア χ2分析を利用して平均売上高の差の検定を行うことができる。
イ 売上高の観察データを分析して、仮説が正しいといえるかどうかを調べること
 を仮説推定という。
ウ 実際にはそうではないにもかかわらず、新しい陳列方法で「売上高が増えた」と
 誤判断する誤りを、第二種の誤りという。
エ 真の平均売上高が50万円なのに、1週間平均売上高がたまたま52万円にな
 る確率を二項分布を利用して計算することができる。